皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)
本日は日曜日で
HPの週一ブログの日
「見た目より中身 数値より意味」
について書いた記事を
メルマガでも配信させていただきます
昨日の打合せでメルマガネタが
タイムリーに役立っていて
とても気持ちが上がりましたww
一方的に送るメルマガ
こんな内容で伝わるかな
硬すぎないか
難しすぎないか
色々考えながら文章を作りますが
リアクションしてもらえるのは
本当にありがたいです
昨日で打合せも8割位終わって
残り少なくなってきました
20日はいよいよ上棟で
本当に素敵なお家になりそうです
乞うご期待
さてそんな本日は
見た目より中身
数値より意味
という内容で
「Q値」と「UA値」について
お話させていただこうと思います
「Q値」と「UA値」
どちらも聞いたことがある
という方も多いかもしれませんし
一般的には知らない人もいるかも
なんとなく
断熱性能を表す数値
そう思っている人も
いるかと思いますが
この二つ意味が全然違います
まずQ値というのは
家の中と外の温度差が1℃のとき
床面積1m2あたりから
1時間で
どれだけ熱が逃げるか
それを表した数値です
換気による熱の出入りも含めた
家全体としての熱損失がわかる値
イメージとしては
建物全体の熱性能を
「床面積」でとらえる考え方です
一方UA値はというと
家の中と外の温度差が1℃のとき
屋根や壁、床、窓など
家の外皮(人間だと皮膚の部分)
の1m2あたりから
移動する熱量の平均を示した値
説明に入れた通り
換気による熱の損失を
含むか含まないかが
大きな違いとなります
しかしこの違い
意外と知られていません
実は昔の省エネ基準では
Q値が使われていました
でも平成25年の省エネ基準改正で
UA値に切り替わっています
理由は簡単で
UA値のほうが断熱性能を
客観的に評価しやすいから
とはいえ「Q値はもう不要」
なんて思うのは早とちり
たとえば冷暖房の効きやすさや
エアコンの容量を考えるとき
必要になるのはUA値ではなく
Q値の方なんです
Q値には換気による熱損失も
しっかり入っているからこそ
実際の暮らしやすさや
省エネの体感に近い数字が出ます
つまり、数値にはそれぞれ
得意な役割があるんです
断熱性能を評価したいならUA値
空調計画を立てたいならQ値
という感じで
目的に合わせた使い分けが肝心
実務で熱計算をする目的は
大きく分けて3つあります
1.断熱性能の評価
2.冷暖房のエネルギー負荷の予測
3.必要な冷暖房設備の容量算定
このうち2つ目と3つ目は
Q値でないと計算できません
正確に言えばUA値にも
換気による熱損失を足せば
Q値に近い数値は出せるのですが
そこまできちんとやっている人は
実はかなり少ないのが現状です
だから
UA値がこれくらいだから
この家は安心!
とかではなくて
その数値だけで
本当に安心かどうかなんて
わからないんです
大事なのは
その数値の意味を理解した上で
住宅の温熱環境や空調計画を
しっかり考えること
「どう暮らすか」
「どんな家にしたいのか」
その理想に合わせて
数値をどう活かすか
それが本当の意味で
賢い家づくりなのだと思います
高断熱高気密は
何の為にするのか?
それは冬の寒さや
夏の暑さを感じない
快適な家にすることが目的ですよね
しかし地球規模で見たら
暖冷房エネルギー削減になり
純粋に光熱費削減は
住まい手にも大きなメリット
性能が良くても
光熱費は高い
そんな家では困利ますよね
温熱設計と空調計画をして
負荷を元にシミュレーション
をしていると
暖冷房エネルギーが目に見えるので
このままでは「まずい」となるはず
Q値、Ua値、C値
住まい手も実務者も
数字だけ見て満足するのでなく
少ないエネルギーで
冬は暖かく夏は涼しい
そんな家で暮らして頂きたいです
それではまた次回(^^)
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