皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)
朝から構造計算を始めて
パソコン睨みっぱなし
流石にしんどくなってきたので
午後から3km走ってリフレッシュ
ロードバイクは風が強過ぎたので
諦めましたww
さて本日は日曜日で
HPの週一ブログの日
「心地よさ」
について書いた記事を
メルマガでも配信させていただきます
↓ ↓
昨日は午前新築の打合せで
午後はリノベの打合せでした
私の一番重要な仕事が
この打合せです
社員や協力業者さん
現場が流れるように動くためには
工事内容が決まっている事と
確認がとても重要なのです
お客様のご協力があり
とてもスムーズな打ち合わせを
させていただいたので
本当にありがたかったです
月末からいよいよ
次の新築も動き出しますので
とても楽しみですww
そして今日はひさしぶりに
ゆっくりとした日曜日
新築の構造計算をやらないといけないが
ロードバイクにも乗りたい
狭間で戦っておりますww
さてそんな本日は
省エネ義務化の落とし穴について
もうすぐそこまでに迫った
4月の法改正では
省エネ基準適合が義務化されます
この言葉だけ聞けば
これから建てる家はさぞ省エネに
なるのだろうと思う方も
多いのではないでしょうか?
私のブログ、メルマガを
読んでくださっている方は
そうでもないか
省エネ基準適合義務化とは
新築の建築物が
一定のエネルギー効率基準を
満たすことを
法律で義務付ける制度です
建物の断熱性能や
設備のエネルギー消費効率を
向上させ地球温暖化対策や
エネルギー資源の有効活用を
図ることが目的とされていると
なんとも言っていることは
とても立派なのですが
蓋を開けてびっくり
日本の省エネ基準適合義務化は
なんともレベルの低い
↓をご覧ください
一番左の0.87というのが
断熱等級4で
4月に義務化される性能です
日本以外の先進国では違法建築
その右隣が断熱等級5で
2030年に義務化される性能
これも海外では違法なのです
温熱性能の向上は
省エネと思われがちですが
この程度の性能では
むしろ今まで以上に
電気を使ってしまうことになります
築年代が新しくなっても
暖冷房エネルギーは
大きく変化していません
昔の家は断熱がなく
さぞエネルギーを使っていると
思いきや実はこたつや
人がいる部屋だけの暖冷房など
我慢の省エネのお陰で
驚くほど消費電力が多いわけでない
省エネ基準をクリアしても
省エネ住宅とは程遠いのが現実で
一般的な住宅より多少
エネルギーが少ないのが等級4
しかし等級4の家で
暖冷房のつけっぱなしや
各部屋を温めると
一気に増エネになるのです
国の基準で作った
コチラを見てください
国が定める最低室温の目安
おおむね8℃を下回らない
とある等級4は
出雲市で外気温-2.5℃の時
無暖房だと5.5℃迄下がります
等級5はこちら
ほとんど変わりません
等級6でようやくこれ
GX志向型住宅なんてこの程度なのです
こんなものに莫大な補助金を…
大切なのが建築基準法では
ないことがよく分かると思います
この先はどこまでやるかで
大きく変わってきますが
当社の標準仕様がこのくらい
この日に暖房で部屋を
22℃にしようと思ったときに
最低基準の5.5℃から上げるのと
17℃から上げるのでは
エネルギー量がどれくらい違うかは
安易に想像がつくはず
エネルギー量だけではありません
家が温かいと血圧が安定する
つまづき、転倒が減る
それによる骨折や寝たきり等も
更にトイレの回数も減る
暖かい場所に住むことは
人の健康を守ります
仮に今は我慢できても
誰しも必ず年を重ねます
最初からやっていれば
なんの心配もない
しかしこんな話をしているのは
先進国では日本だけです
他国では家が温かいのは当たりまえ
寒い家やエネルギー量の多い家は
違法なのです
無防備に移動する
室内での温度差を解消することが
一番大切
法改正の背景は
気候変動や地球温暖化対策として
カーボンニュートラルや
脱炭素への取り組みが
世界で進められるなか
日本でも首相が宣言
住宅にもその役割が与えられた訳です
4月の法改正で規制がかかるとか
大変になる等騒いでいる
実務者の方は多いようですが
この法改正は違法以下の基準が
最低基準にまで上がった程度
最適基準には程遠い事を
ご理解ください
エネルギーは地域や地球の為
室内温度は住む人の命と健康の為
法律や根拠なく入り乱れる言葉に
惑わされることなく
どうか自分なりの
最適解を見つけたうえで
家創りを行っていただけたらと思います
それではまた次回(^^)
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