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株式会社 勝部建築

【心地よい風は設計で】

皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)

ようやくエアコンを切って
寝られる季節になってきましたね
今日は曇りだった為
日中もエアコンなしで過ごせました
湿気は凄いけどww

こうして夏の暑さが 
少しずつ和らぎ
朝晩の空気に
秋を感じる頃になると
年間でも数少ない
窓を開けて風を入れる
期間になりますね

「風通しの良い家」
この条件ですが
実は窓をたくさんつければ
良いというものではありません

風というのは気まぐれ
押したり引いたり
高いところから低いところへ
必ず流れを持っています

だから窓をどう配置するかで
風の流れ方は大きく変わります

たとえば南と北に窓を取れば
南風も北風も抜けてくれますが
同じ壁に窓を並べても
ただ空気が出入りするだけで
室内を通り抜ける
「風」にはなりません

また高さも重要
低い位置の窓から
風を取り入れ
高い位置の窓から
その風を抜くと
温度差による自然な
換気が生まれます
昔の日本家屋にあった
欄間や高窓には
そんな合理的な理由が
あったのですね

さらに建物の形や
隣家の影響でも
風の通り方は
想像以上に変わります
庭や植栽の工夫も含めて
風の道を描くことは大切です

一方で窓を開ければ
必ず快適かというと
そうでもありません
真夏の熱風や真冬の冷気は
「風通し」ではなく「不快通し」
になってしまいます

だからこそ現代の家づくりでは
窓の性能と配置のバランスを
しっかり考える必要があります

気密や断熱を
高めた住まいであれば
外気に振り回されず
必要なときに必要なだけ
窓を開けて風を楽しむことができます

窓を開ければ気持ちいい
これは当たり前のようでいて
実は設計の工夫があってこそ
初めて実現できることなんです

これからの季節
風の心地よさを味わうときに
ふと窓の位置や高さを
意識してみてください

そこには快適な暮らしを支える
設計の小さな知恵が
隠れているはずです

それではまた次回(^^)

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