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株式会社 勝部建築

【家をつくるのは人】

皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)

モデルに木製サッシが
入りました
納品書を見て驚きましたが
総重量は480kg
7人でよく入れたなと思いますww

無事に収まって
一安心です

さてそんな本日は
家をつくるのは人
というお話です

最近はどの業界でも
AIやロボットの活用が進み
当然ながら建築の世界も
例外ではないんですよ

BIMで3Dモデルを作成したり
現場でもレーザー墨出し等
が活躍しています

技術は確かに進化しました
でも家をつくるのは
やっぱり人なのです

どんなに精密な図面があっても
最後に木を刻み
納めるのは人の手
そのわずかな感覚こそが
家の表情を決めていきます

最近は
新建材でできた家が多いですが
あらかじめ工場で形が決められ
現場ではダンボールの梱包を開けて
説明書どおりに組み立てていくだけ
技術が無くても
簡単に出来上がっていきます

それはそれで合理的で
時間もコストも
抑えられますが
私たちがつくる
木の家はそうではありません

一本一本の木に個性があり
反りもねじれも違う
だからこそ
手で調整しながら
木と対話するように納めていく

ものをつくるというより
素材と向き合うという感覚に近い

ほんの数ミリの誤差を
これじゃ気持ち悪いと感じる感覚
それはAIには持てません

木のねじれや湿りを見抜き
刃物の音で具合を判断する
そんな感性の積み重ねが
家の寿命を左右していくのです

私たちの仕事は
図面どおりにつくることではなく
暮らせるように仕上げること

私が作成して
現場に出した図面でも
現場を納める社員たちから
この様に納めた方が
使いやすいのではないだろうか?
こっちの方が
納まりが良いのではないか?と
図面では分からない
細かい部分を相談してくれます

設計図に描けない部分にこそ
人の技術と心が宿る

便利な時代だからこそ
“人の仕事”の価値が
より鮮明に浮かび上がる

効率だけを追えば
たしかに早くて安くはなります
けれどそこに温度は残らない

職人が手を入れた木の家には
わずかな凹凸や手跡があり
それが年月とともに味わいになります

それは不完全ではなく
人の存在を感じられる“安心”です

そしてその手仕事を
支えるのもまた
人のつながりです

大工 設計者 左官 電気屋
それぞれの技が重なって
一軒の家が立ち上がる

家づくりの本質は
人の関係そのものです

効率やAIを
否定するわけではありません
むしろそれらをうまく使うことで
人がより
人らしい仕事に集中できることも
きっとあるでしょう

技術は道具であり
温度を与えるのは人

家づくりとは
人を信じて託すこと
そして 
その信頼に応えること

便利な時代の中でこそ
手の温もりを感じる家を
これからも
つくっていきたいと思います

それではまた次回(^^)

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