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株式会社 勝部建築

【大切なものは削らない】

皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)

来月上棟物件の
GX志向型住宅の補助金申請が
提出済みになり一安心

狙って作っている訳では
ありませんが
性能はすべて楽々クリアでした

今回のこの補助金
前評判では予算が少ないから
2ヶ月も持たないだろうと
言われていました
そしてそれを謳い文句に
契約を急かすHM

そんな理由からか受付は
一気に予算が無くならないように
申請期間が3回に分けられました
もうすぐ第一期の期間が終わりますが
現状全体予算の12%なので
まだまだ大丈夫です

先日の打合せで
補助金は外構に廻してくださる事に
素敵な外構提案したいと思います

さてそんな本日は
大切なものは削らない
というお話

注文住宅では
予算が厳しいから
ハウスメーカーにする
なんて言葉を聞くことがあります

でも実際には
価格だけでは比較できない仕組みが
そこにはあります

ハウスメーカーは
商品ごとに明確な仕様のランクがあり
その中で予算に合わせて
建物の性能や設備を
調整することができます

要するに家を売るために
グレードを落とすことで価格を下げる
ということができるわけです

断熱材の種類や厚み
窓の性能
気密の仕様
耐震性能
そういった部分も含めて
この価格ならこの家
といった構成が最初からできています

それに対して
当社では性能部分の選択肢はなく
性能を落とすことで
予算に合わせるという
事はやっていません

それをやればもっと受注も増え
売上は上がるかもしれません
しかし断熱や気密を落とせば
冷暖房効率は落ち
光熱費は上がり
家の中での温度差も大きくなる

耐震性能を疎かにすれば
大地震で家が倒壊する恐れがある

つまりそれは
住まい手の命や健康に関わる問題に
つながることであり
住む人だけでなく
地域や地球の未来にとって
本当に的確な
選択肢なのかを考えてしまいます

価格を下げるために
将来の暮らしの質を
落としてしまうようなことは
したくない

それが出来るかできないか
住まい手の命と健康を守り
その暮らしを地球の未来に繋げていく

根拠に基づいた家創りが
私の役割だと思っています

しかし一方で
同じ家づくりでも
リフォームになると
話が変わって来るんです

ハウスメーカーの多くは
あくまで新築を商品化している会社
既存の建物のクセや状態に合わせて
その場で判断しながら行う
リフォームのような現場対応には
慣れていないことが多い

そのため
リフォームでは逆に
ハウスメーカーの方が高くなる
という事も起こります

これは部材の汎用性や工事の柔軟性
現場対応力といった
技術力の違いによるものです

家づくりにはいろんな考え方があり
どちらが正解という話ではありません

ただ一つ言えるのは
価格だけで判断してしまうと
見えないコストを見落とす
ということです

金額の差には
必ず価値の差があります
どんな性能で
どんな暮らしができて
何十年先にどうなっていくのか

そしてそのとき
誰の手でどんな思いで
その家が建てられたのか

大切なのは
どこを削るかではなく
何を大切に守るかという視点

その違いが
家の価値を決めます

家はただの箱ではありません
家族の時間が重なり
命を守り健康を育み
未来をつないでいく器

その器が本物の性能を
持っていなければ
その中の暮らしもまた
本物にはなり得ないのだと思います

目先の金額を下げることより
目の前の人を守ること

数字だけでは見えない価値が
確かにそこにあるからこそ
家をどうつくるかは
生き方をどう選ぶかと
繋がっているのかもしれません

あなたの家創りは
未来に繋がりますように

それではまた次回(^^)

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