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株式会社 北村建築工房

「玄関の広さはどう決める?」

こんばんは。

前回告知しました完成見学会の募集を開始しました。
まだ午後を中心に空きがありますのでお早めに!

広い雑木庭と薪ストーブのある天龍焼杉の家
ペットと暮らす葉山のスローライフを実現できる
住まいですのでお見逃しなく!

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「緑蔭の家」完成見学会 in 葉山町一色

開催日時:6月15日(日) 9~17時

詳しくはこちらからどうぞ↓

葉山一色の落ち付いた住宅街に、延床42坪の「緑蔭の家」が完成しました。 雑木の庭にはコナラやカツラなど将来的にしっかりと木陰をつくる樹種を採用し、 木漏れ日の中…
ki-kobo.net

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さて今日は、「玄関」について。その中でも
「広さ」に絞って少し掘り下げてみました。 

玄関は毎日使う場所でありながら、絶対値が
ないので、つい調整役に回されがちです。

ひと昔前までは玄関は顔だからと見栄も相ま
って計画では重要な場所として注力されまし
たが、まさに家の印象や使い勝手を大きく
左右するとても大切なパーツでもありますよね。

では、どれくらいの広さがあればいいのか?

一般的な目安としては、1.5帖~2帖ほどかと。
これは、靴を脱いで上がるという戸建てなら
ミニマムなサイズ感といえるかもしれません。

アパートのようなサイズでも十分使えはしますが、
「せっかくの戸建てなのにアパート程度じゃ
あまりに貧しすぎる」と却下されるのがオチ。

皆さんから要望でよく出るのは、

「並んで出入りできる」
「靴が何足か並べる幅が欲しい」

と言われることが多いですね。 
奥行より幅のほうが大事という感じです。

また、最近ではシューズクローク設置希望が増えて、
靴以外にも、外遊び道具や雨具、上着、カバン
など玄関傍に雑多収納するスタイルが定番に
なりつつありますね。

コロナ以降は帰ってすぐ手洗いというスタイルも
定着しはじめたので、玄関周りはホントてんこ盛り。

このように多くの機能を“横に逃がす”ことで、
玄関そのものを必要充分なサイズに抑えて、
すっきりとした印象に仕上げたいという要望も
少なくないですね。

それでも、玄関の大きさは家全体のサイズと
比例して考える人も多いので、機能とかは別に
して、狭めだと寂しい感じがする・・という
のも分からなくは無いですね。

生理的な感覚からくるサイズ感はどうしようも
無いのですが、靴を脱ぐという主用途以外に

「玄関で何をしたいか」

をしっかり話し合い、イメージすること。

たとえば──

・子どもにレインコートを脱がせる
・濡れた傘や荷物を一時的に置きたい
・ベビーカーや自転車をしまいたい
・ペットの足を拭くスペースがほしい

こうした用途を含めるなら、
玄関だけで3~4帖ほどの土間が必要になる
こともあります。

さらに、収納と一体で計画する場合は、
5帖ほどの広さがあると安心です。

でも、広さがすべてではありません。

視線の抜けや天井の高さ、採光の取り方、
素材による明暗のコントラスト──
ちょっとした設計の工夫で、
実際以上に広く感じさせることも可能です。

玄関は、ただ出入りするだけの場所ではなく、
家族の気持ちを切り替える大事な場所であり、
お客様を迎える「住まいの顔」。

改めてプランを考えるときには、

「玄関でどんなことをするか?」
「何をどこに仕舞いたいか?」
「その広さは本当に必要か?」

などを家族みんなで話し合い、
それぞれの暮らし方に合った要望を
しっかり整理して伝えることが大切です。

そして忘れてはいけない視点として、
「広さの感じ方は人それぞれ」なので
数値だけでは語れない心地よさや、
空間の安心感というものもあります。

家族で「どんな玄関が心地いいか」、
収納や段差、使い方や明るさも含めて
一度じっくり話し合ってみてください。

このようなひとつひとつ掘り下げながら
考えるひと手間が、これからの暮らしを
より快適に、より豊かにしてくれるはずです。

ではでは。

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