こんばんは。
前回告知しました完成見学会の募集を開始しました。
まだ午後を中心に空きがありますのでお早めに!
広い雑木庭と薪ストーブのある天龍焼杉の家
ペットと暮らす葉山のスローライフを実現できる
住まいですのでお見逃しなく!
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「緑蔭の家」完成見学会 in 葉山町一色
開催日時:6月15日(日) 9~17時
詳しくはこちらからどうぞ↓
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さて今日は、「玄関」について。その中でも
「広さ」に絞って少し掘り下げてみました。
玄関は毎日使う場所でありながら、絶対値が
ないので、つい調整役に回されがちです。
ひと昔前までは玄関は顔だからと見栄も相ま
って計画では重要な場所として注力されまし
たが、まさに家の印象や使い勝手を大きく
左右するとても大切なパーツでもありますよね。
では、どれくらいの広さがあればいいのか?
一般的な目安としては、1.5帖~2帖ほどかと。
これは、靴を脱いで上がるという戸建てなら
ミニマムなサイズ感といえるかもしれません。
アパートのようなサイズでも十分使えはしますが、
「せっかくの戸建てなのにアパート程度じゃ
あまりに貧しすぎる」と却下されるのがオチ。
皆さんから要望でよく出るのは、
「並んで出入りできる」
「靴が何足か並べる幅が欲しい」
と言われることが多いですね。
奥行より幅のほうが大事という感じです。
また、最近ではシューズクローク設置希望が増えて、
靴以外にも、外遊び道具や雨具、上着、カバン
など玄関傍に雑多収納するスタイルが定番に
なりつつありますね。
コロナ以降は帰ってすぐ手洗いというスタイルも
定着しはじめたので、玄関周りはホントてんこ盛り。
このように多くの機能を“横に逃がす”ことで、
玄関そのものを必要充分なサイズに抑えて、
すっきりとした印象に仕上げたいという要望も
少なくないですね。
それでも、玄関の大きさは家全体のサイズと
比例して考える人も多いので、機能とかは別に
して、狭めだと寂しい感じがする・・という
のも分からなくは無いですね。
生理的な感覚からくるサイズ感はどうしようも
無いのですが、靴を脱ぐという主用途以外に
「玄関で何をしたいか」
をしっかり話し合い、イメージすること。
たとえば──
・子どもにレインコートを脱がせる
・濡れた傘や荷物を一時的に置きたい
・ベビーカーや自転車をしまいたい
・ペットの足を拭くスペースがほしい
こうした用途を含めるなら、
玄関だけで3~4帖ほどの土間が必要になる
こともあります。
さらに、収納と一体で計画する場合は、
5帖ほどの広さがあると安心です。
でも、広さがすべてではありません。
視線の抜けや天井の高さ、採光の取り方、
素材による明暗のコントラスト──
ちょっとした設計の工夫で、
実際以上に広く感じさせることも可能です。
玄関は、ただ出入りするだけの場所ではなく、
家族の気持ちを切り替える大事な場所であり、
お客様を迎える「住まいの顔」。
改めてプランを考えるときには、
「玄関でどんなことをするか?」
「何をどこに仕舞いたいか?」
「その広さは本当に必要か?」
などを家族みんなで話し合い、
それぞれの暮らし方に合った要望を
しっかり整理して伝えることが大切です。
そして忘れてはいけない視点として、
「広さの感じ方は人それぞれ」なので
数値だけでは語れない心地よさや、
空間の安心感というものもあります。
家族で「どんな玄関が心地いいか」、
収納や段差、使い方や明るさも含めて
一度じっくり話し合ってみてください。
このようなひとつひとつ掘り下げながら
考えるひと手間が、これからの暮らしを
より快適に、より豊かにしてくれるはずです。
ではでは。
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