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株式会社 菊池組

◯%増し?

いつもありがとうございます。
菊池組・キクチです。

今日は車で15分そこそこの距離にある地元のスキー場に娘を送迎に行ったので、
その待ち時間でメルマガを書いています。

3分で読めるメルマガを10分で書くチャレンジ。

2024年の住宅関連の代表的なニュースは、

■積水ハウスの1棟単価が平均5184万円になった事などが話題になったように、業界全体のさらなる建築費用高騰。

■建設業全体の倒産件数は過去10年で最高になり、工務店の工務店も激増していること。

■2025年の建築基準法の改正に向けて、業界全体がざわざわしている事。

このあたりでしょうか。

まず、積水ハウス5184万円というのは税込で太陽光発電がある場合はそれも込み。
申請などの諸経費は入っていて、外構やブラインド・カーテンなどの付帯工事は別だと思われます。

SNSで調べてみると、積水らしいラグジュアリーな邸宅にするには、さらに大きな費用がかかる事がわかります。
「建物7000万 以内のつもりが8000万になり、それに加えて外構は別で1500万、造成はさらに1000万」というポストや「外構2000万円の見積なのでしょうがなく外部業者で」などという話も聞きますね。
5184万円の中には外構やブラインド・カーテンなどの付帯工事は入っていないでしょうし、
住めるようになる費用の総額はプラスで300~2000万円程度(土地以外で)は少なくとも掛かりそうですね。

なので、5184万円という数字には大きな意味はない。

この1棟単価が、

2019年では 4138万円だったのが
2024年では 5184万円と

25%増しになったという事に着目すべきですね。

「コロナ前から何%増しになったか」という事について、
ウッドショック以降、私たち工務店の仲間内でもよく話題にあがっていまして、
2024年の感触では
「2020年(ウッドショックの前)からの比較で30%増し」という所が一番多いのではないでしょうか。

「以前とは使っている物も良くなったので単純には比較できない」

これもありますよね。

私のお付き合いのある工務店仲間は向上心のある会社ばかり。
以前より構造や断熱など、あるいは意匠面でも、ウッドショックの前と比較すると
建てる住宅の内容がレベルアップしている事が多く、
単純には比較できません。

それと同時に

「以前より無駄を省いて家の大きさが小さくなったり、設計が合理化されて価格が安くなる方向に改善している」

これもありますね。

菊池組の設計でも多分にあります。

もちろん材料価格、工事価格の高騰の方が大きいので、それ以上に値上げの方に傾きますが、コストアップを抑えるために皆さん力を尽くしているという中で、

なお2020年と比べて3割増し程度になっているようなので、

高くなっているのは大手ハウスメーカーだけではなく、

工務店がつくる住宅も同じ。

むしろ以前より良い家にしようと頑張っている会社ほど

値上り幅は大きくなっているのではないでしょうか。

去年、おととし(あるいはもっと前に)建てた人の話を聞いたら割安で羨ましいけど

さらに良い家を建てる事ができる可能性が高いという意味では

より後に建てる人の方が有利。

そうポジティブに考えた方が気が楽ですね。

2025年も既に住設メーカーの値上げも発表されています。

◯LIXIL、設備機器の値上げを発表 トイレは最大167%アップ

LIXIL、設備機器の値上げを発表トイレは最大167%アップ :: リフォーム産業新聞

総合リフォーム(LIXIL、設備機器の値上げを発表 トイレは最大167%アップ)…
kikuchigumi-mutsu.com

「以前より高くはなったけど、今後の中では今が一番安い」

これも合わせてポジティブに、

でも気を緩める事なく真剣に考えてほしいですね。

ところで、昨日の家づくり百貨インスタライブでの発表はいかがだったでしょう。
聞けなかった方のために、このメルマガでも近日中にお伝えします!
お楽しみに。

以上、全然10分では書き終わらなくて事務所に戻ってからさらに20分以上かかりました(汗

ではでは。

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